# audibleで茂木 誠さんの『世界史とつなげて学べ 超日本史』を聴きました

茂木誠さんの世界史とつなげて学べ 超日本史 日本人を覚醒させる教科書が教えない歴史audibleで聴きました。

# 今まで何冊も読んできた日本の歴史書

個人的には、どうも日本書紀っていうか、聖徳太子とかより前の話は抽象的な感じでぼんやりしてしまうのですが、この本も最初の方はなかなか没頭できずに、他のことを考えてしまったりしていたのですが、やっぱり現実的というか実践的というか、諸外国と緊張感のあるやりとりが、今の自分達の感覚とそんなに違くない感じでされているエピソードが入ってくると俄然面白くなってくるというか。

特に戦国時代くらいからは他の国々の状況も踏まえた上で、日本としてどのように対応してきたのか、その結果としてxxなことをした、みたいな話が続いていくので、武器やその原材料に関する輸出入とか、金融・財務的な話とか、そこにどのように宗教が絡んでくるかとか、自分が思っていた以上に何百年も前から世界はグローバル化してたんだっていう。

# 改めて気付かされる日本の強かさ

海に囲まれてるとか、幸運なことがあったりしながらも、他の国とは違い植民地にならなかった歴史、そして、万世一系なんていうのは近接する大国と対等の立場でいるために何百年も前から使われてた表現だったり、改めて織田信長の人物像だったり、それを引き継いだ秀吉だったり、色んなことが思いつきで行われてきたわけじゃなくて、情報を集めた上で判断してきたのであろうことが理解できる。

キリシタン大名が捕虜を奴隷として売り飛ばしていたことや、島原の乱では外国勢力が加担してたらどうなってたか?とか、どのような背景でキリスト教が日本で禁止されていったのか、別に単なる嫌がらせではなく、というのも分かったし、逆に毅然とした対応をしなかったらどうなっていたかとか。そしてキリスト教関係者でマカオに追放された人がいたっていうのもそういうルートが確立されてたんだとしたらすごいな、と。

そんな中でも徳川幕府が浪人たちを海外に傭兵として送り出すことで国内の統治を〜なんていうのは教科書には出てこないようなことだと思うし、シャム王国(タイ)で日本人が暴れまわっていたこととか、ここでも外国との距離が自分が思っていたよりも近いんだな、と。

# ジョギングしながらaudible

走りながら本を聴くのはとてもイイし、やっぱり日本人が書いた本を日本人が朗読しているのを聴くのがテンポ的にもすんなり入ってくるような気がする。

逆に1キロ毎にペースをNIKEのアプリが伝えてくれるのだけど、それによって音読が遮られてしまい、"いいとこなのに!!"みたいなことがチョイチョイあって、なんだかなと思ったり思わなかったりしましたよ、と。笑

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