# IT技術的な課題とそれに対する解決策

ずっと自宅にいて、ヨーロッパや北米のチームメンバー達は普通に仕事してるのをみてると、ゴールデンウィークなのか出勤日なのかよく分からなくなるけど、たまにはポエム的なことでも書いてみようかな、と。

# どこを向いて仕事するか

インターネットサービス企業でエンジニアとしてDev(大きめな新規サービス構築から、細々とした社内ツール類まで)もOps(しょっちゅう夜中に叩き起こされてプロセスを再起動したりバッチをリランさせたりしてた)やってた時に、"どこを向いて仕事するのか?"っていうのは結構課題だったと思う。

上司とか組織に向いて、あまり考えずに、、というか、言われたことを淡々とこなすが得意な人も居れば、自分のようにちょっといつも斜に構えているようなタイプにとっては、"こんなバッチ、明日の朝流し直せばイイけど、xxとかxxこそ、ユーザーが困ってることなんだから、そっちの開発をとっととやろうぜ…"的なものが常に頭の中をグルグルしていた。

# IT技術者の頭の中

が、自分が "xxこそxxだ" なんていうものは、小手先だけのというか、実はユーザーにとっての本質的でないものの可能性は往々にしてある。

例えば、ハンコ一つとってもそうで、こないだ銀行で何かの支払いをしようとした時にハンコを持っていったら、実はそれは違う銀行のハンコで、結局パスワードで、、なんてことがあったのだけど、"んじゃ、もうハンコなんてやめちまえよ…"なんて思ったりもするわけだけど、隣の窓口では高齢の方がせっせこハンコ使ってたもんなぁ。自分のように、普段銀行の窓口にこない人間には、"そういうもの"なのかもしれないし、DocuSignとかクラウドサインにしたって、ハンコでやってたことを全て置き換えるようなものでもないんだと思う。

そうなると、自分本位にワイドショーに出てくる解説者みたいに”するべきだ”みたいのを連呼するヤツって逆にちょっと…っていう。自分はそうなっちゃってないかな?ってたまに不安になる。

# Apple-to-Apple

その一方で、自分は実装をする人間で、数字とにらめっこして戦略を打ち立てるような人間じゃない、、みたいな殻から抜け出したくてMBAに通ったりしたんだけど、割と今回の新型コロナウイルスで取り扱うデータの分析みたいなことに近い授業もあった。英語だったのもあって、なっかなか理解が追いつかなかったけど、例えば👇の統計WEBの記事くらいなら、あー、そーっすか。くらいにはなるし、加重平均とか、まぁExcelってホントに便利なんだなぁくらいのことは勉強出来た気がする。笑

MA

そんな中で、例えば状況が全然違うのにxxとxxを比べることなんかに意味がないとか、なんでxxのチャートからxxとxxが抜け落ちちゃってるの?とか素人目にも疑問に思うことが色々出てくる。

じゃあ、自分が開発の現場で、、って考えると、実はあんまり数字を根拠にしたロジカルなアプローチで物事を進めることが出来てなかったんじゃないかな、と。

なんというか、声の大きい人が勝つとか、xxさんミーティングで承認もらったから、、とか。

とは言え、もちろん直感と何よりスピード感が大事な場面も多いし、結果を出し続けてる経営者とかって、その辺のバランスが素晴らしいのですかねぇ、とか。

# 恐らく自分が考えてることは偏ってる

世の中全ての人がTwitterみてるわけじゃないし、最近はほとんど見てるだけだけど、Facebookの広告で選挙で当選する人が決まったり、Instagramのステマがどうとか、まぁインターネットの一部だけ切り出したってそういうところがある。

機械学習技術を使って算出したxxの広告は恐らくxx回クリックされるだろう、みたいな予測も、先週は全然クリックされなかったのに、テキスト文言やバナーを若干セクシーなものにしただけでうなぎ上り、、なんてこともあったし、何をしてセクシーか、、なんて例えば今でもお相撲さんの写真をエロではないって確実に判別するのってそんなに簡単なことでもないと思う。そりゃ土俵にいればとか、大銀杏とかあれば分かりやすいかもしれないけど、弟子入りしたばかりの若手のお相撲さんも沢山いるしねぇ。

あとは、リスクを取らなければリターンは無いっていう原則もあるのだけど、何がリスクなのかって洗い出すのもその特定ドメインの知識や経験とかが無い限り難しいわけで。。

とかって考えると、やっぱりお客さんからのフィードバックというか、お客さんがやりたいことをサクっと実現できるようにっていうのがとにかく近道な気がして、プライオリティ付けは、その結果に発生する売上が大きいものから、、っていうのは理に適ってる気がする。

アドテクやってる時は、そのビジネスをやってる最前線の人には到底叶わないと思ったし、例えば、今はインターネットショッピングサイトに検索エンジンを導入しようとしている人がいたら、そのサイトの売上に責任を持ってる人からのフィードバックがとにかく重要。自分と同じようなバックグラウンドのエンジニアからのフィードバックを集めればイイわけじゃ全然ない。

# ツラツラと書いてしまったけれど…

たまに自分の持ってる技術や経験を根拠もなく自分で高く評価してしまったり、そっち側に話を寄せてしまおうとすることがある。

特にお客さんが日本人ではなくて、一緒に動いてるチームメンバーも日本人ではない、つまり、自分だけが日本人という場合にそうなってしまう傾向が自分には強いと思う。

英語での自信の無さが払拭できれば、、、なんて思うけど、どうだろうねぇ…笑

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